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2005年7月2日(土)
「ウィルス59%増」 |
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『今年上半期のウイルスは59%増加、感染時間も短縮』(ITmedia)
ウィルスは増え続ける一方のようです・・・59%アップですか。ものすごい増え方です。
Windows PCで未パッチ未対策の場合、オンライン接続12分で50%の確率で感染するそうです。
Windowsのみのユーザーは、この状態すら「ふーん」と普通に受け入れてしまうのでしょうね。
少なくともくまんは、あえてWindowsでネット接続をする事に意味を見いだせません。
Internet Explorerを使わなければ見られないページもFirefoxの普及のおかげで減ってきてるしっ。
そこで何となくブラウザのお話。
Webブラウザは表示エンジン別に大きく3種類に分けられます。
IE系 … Internet Explorer, Sleipnir, Lunascape, Netscape 8
Gecko系 … Mozilla, Firefox, Netscape
その他 … Opera, Safari (Mac)
このうち、Sleipnir, Lunascape, Netscape 8は、Geckoエンジンにも切り替えが可能です。
IE系は85%もの普及率を持つブラウザです。WEBページの互換性がほぼ100%と言ってもいい所が利点。
反面、その普及率によりブラウザ攻撃の標的にされやすく、なおかつ設計が脆弱なために問題が多い。
Gecko系は、高速な表示とセキュリティ面での信用性の高さが売り。
しかし普及率は10%程なため、未対応のWEBページが多く存在していました・・・が、
Firefoxの燈台により徐々に対応が進んできており、互換性の問題も解消されそうです。
その他は、独自のエンジンを採用(OperaはIE寄り、SafariはGecko寄り)していますが、
独自規格ゆえに互換性の問題がつきまといます。
面倒だけど、各ブラウザの特徴も挙げてみようと思います。
まずWindowsに標準インストールされているInternet Explorerですが・・・利点は起動の早さくらい。他のブラウザと比べて機能不足で、脆弱性も多く、唯一常用をお勧めできないブラウザです。
次は人気ブラウザのSleipnirですが、これはさすがに人気が高いのもわかります。タブ機能、広告ブロック機能、プラグインによる機能拡張、IE/Geckoエンジンの切り替え、ショートカットのカスタマイズ等、まさに上級者向け"痒いところに手が届く"ブラウザです。
LunascapeもSleipnirとほぼ同じ機能を持ちますが、多少複雑な機能が多く動作が重たいように感じます。
Netscapeは、ブラウザと言うよりもネットワーク統合ツールとでも言うのでしょうか。ブラウザ、メーラー、AOLメッセンジャー、アドレスブック、WEB開発環境を一つのアプリケーション上に備えます。v8になってIE/Geckoエンジンの切り替えが可能になりましたが、とにかく起動が重たいです。
MozillaはNetscapeと似ていますが、チャットがIRCで、起動速度も比較的高速なのが利点です。
Firefoxは他のGecko系ブラウザとは違い、ブラウザとしての機能に特化しています。高速なGeckoエンジンを搭載し、IE用Webページとの互換性も最大限に高めています。タブ機能、広告ブロック機能、RSS講読機能、機能拡張機能、とてもシンプルにまとめています。
OperaはIEでもGeckoでもない独自のエンジンで動きます。最低限の機能とIRCクライアントを搭載していますが、無料バージョンには広告が表示されます。IEもGeckoも嫌だという人にっ。
SafariはMac OS X標準のブラウザですが、Windows版は無いので書かなくていいかな。
くまんのWindowsPCのスペックが低いので主観的になってしまっていますが参考程度に。
個人的にはどれも一長一短なので、好みで選んで問題ないと思います。
Internet Explorerだけはどうも勧める気にはなれませんが・・・。
ちょと疲れたくまんでした。
おわり。
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